書名：　人類を裏切った男　上・中・下巻 　（原書タイトル： The Real Anthony Fauci） 著者：　Robert F. Kennedy, Jr.（ロバート・F・ケネディ・ジュニア） 訳者：　石黒 千秋 解説：　林 千勝 発行所：　株式会社 経営科学出版 定価：　¥11,940（税込） 本書の著者は、第35代米大統領ジョン・F・ケネディの甥で、父親がケネディ政権時の司法長官ロパート・F・ケネディであるロバート・F・ケネディ・ジュニアで、環境問題に取り組んでいる弁護士で作家でもある。2021年11月にアメリカで発売された本書は、書店にも並べられず、主要メディアにも無視され、また流通等での妨害も受けていたが、アメリカで署名な保守派政治メコンテーターのタッカー・カールソンが自身の番組にロバート・F・ケネディ・ジュニアを呼び本書を紹介させてから、売行きに弾みがつき、程なくミリオンセラーになった。 本書は、ケネディたちの広範なネットワークを礎とした膨大な調査と情報の集積の賜物である。 ケネディたちによって明らかにされた結論は、今回のパンデミックは、単なる偶発事象ではなく、大きな計画の流れの中で位置付けられるべきプランデミック（プラン＋パンデミック）であったこと。その中心人物が、米国立アレルギー感染症研究所の第5代所長として1984年から2022年まで40年近く君臨したアンソニー・ファウチ博士である。本書は、主要メディアによってヒーローとしてもてはやされてきたアンソニー・ファウチの虚像をはぎ取り、人類を裏切った男の実情を明らかにしている。アンソニー・ファウチと共に、様々な世界的機関を利用して組織的に企み実行されている数々の悪行に加担するビル・ゲイツについても取り扱っている。 各国での本書の翻訳出版の動きがある中、プランデミック情報に最も疎かった日本で、本書の危機的重要性を認識した林千勝氏が動き、日本の複数の主要出版社に本書の翻訳本の出版をもちかけるも偽情報とも“陰謀論”とも言われかねない内容の本書の翻訳本の発行を引き受けてくれるところはなかったが、林氏がGHQにより焚書指定された数々の書籍の復刻本を出版している経営科学出版社に話を持ち込んだところ快諾を得て、翻訳本の発行が実現したものである。本書は一般書店には置かれていないので、とても貴重な書籍。